アイリッシュハープ奏者chizuさんのプロフィール写真を撮影させていただきました。
初めてchizuさんのアイリッシュハープを聴いたのは、cafeicoiさんで「写真の相談室」を開催させてもらった後、まったりお茶をしていた時。
chizuさんがcafeicoiさんに来て、どんな流れで生演奏を聞かせていただけることになったのか、ふわ〜っと自然な流れすぎてあまり覚えていないのですが、でも鮮明に覚えているのは、一音聴こえた瞬間、足先と頭のてっぺんが震え、心が踊る感覚になったこと。
それから数年後。chizuさんからコンサート用にプロフィール写真を撮って欲しいというご連絡をいただき、先日撮影させていただきました。
必ず、撮影前にはしっかりとヒアリングをしています。
正直に言います。
ただ綺麗に、カッコよく、映えるように!というオーダーは、聞いているようで聞いてません。なぜなら、そのオーダーの通りの写真では、伝えたいことがお客様や繋がりたい人に届かないまま、ご自身の自己満足のところで終わってしまうから。
その前にそういう方は、私とご縁がないし、オーダーが来ても鼻歌交じりにスキップしながらスルーしているかも。。
もとい
撮影の話。
演奏も聴いていたし、ヒアリングは今回はメールのみ。
chizuさん「演奏は肩肘張らず、聴いていただきたいんです。みなさんに心地よい気分になっていただければ。自然の緑の中も気持ちいいかもですね。自然の中でゴロ寝して聴いて欲しいな〜。。。」
私「いいですね〜。ハープって敷居の高いイメージでした。外でもいいんですね〜」などなど。
お話していく中で、一緒にイメージを膨らませていきます。
後で気づいたのですが、プロフィール写真でありがちな、自分をこう撮って欲しいとか、自分のコンプレックスなどの話は一切なく、ただただ想像したのは、chizuさんの演奏を聴く人達の姿でした。
撮影当日。
うだるような暑さと、耳がキーンとなるくらいのセミの声。
こんな中大丈夫かなあと、ちょっと心配になっていたのですが、ハープのメロディは不思議と轟音のセミの声をすりぬけて聴こえて来て、暑さも忘れるくらい気持ちいい時間に。
写真なので、音や動きはリアルに伝えることはできませんが、chizuさんのハープへの愛と
聴いてみたくなるような、会いたくなるようなchizuさんの魅力を写真で伝えられたら思い、撮影させていただきました。
また季節が良くなれば、こんな自然の中でハンモックに揺られながら、皆さんで楽しみたいですね。とお話しながら。
この写真が一番ハープへの愛が出ていて、楽しそうにしてるとchizuさんのご家族にも好評だったようです。
森の中のコンサートも、楽しみにしています。
コメントをお書きください